国産うなぎの蒲焼きは、
温め方でほぼ評価が決まると言っても過言ではありません。
通販で届いたうなぎが、
固くなった。
皮がべちゃついた。
タレが焦げた。
この経験がある人は少なくないはずです。
味そのものが悪いわけではなく、
ほんの数分の加熱で台無しになってしまう。
それが、うなぎのいちばん厄介なところです。
だから「うなぎ通販は当たり外れがある」と言われがちですが、
実際は温め方の失敗が原因になっているケースが大半です。
逆に言えば、
基本さえ押さえれば、
冷凍の国産うなぎでも十分に満足できる仕上がりになります。
この記事では、
冷凍うなぎ蒲焼きを
・固くしない
・香ばしさを残す
・家庭で再現しやすい
という条件で温め直す方法を、
レンジ/湯煎/トースターの3パターンに分けてまとめます。
まずは、
なぜうなぎが固くなってしまうのか。
失敗の原因から整理していきます。
目次
うなぎが固くなってしまう原因
うなぎの温め直しで失敗する理由は、
ほぼこの3つに集約されます。
一気に高温で加熱してしまう
電子レンジでありがちなのが、
「早く食べたいから一気に温める」こと。
短時間で強い熱を当てると、
うなぎの水分が一気に抜け、
身が締まって固くなります。
水分を補わずに温めている
真空パックを開けてそのまま温めると、
蒸気が逃げやすく、
表面だけが乾いてしまいます。
うなぎは蒸らしながら温めるのが基本です。
焼きの状態が崩れやすい
焼きや下処理が甘いうなぎは、
家庭での再加熱に耐えられません。
この点は選ぶ商品にも左右されますが、
温め方を丁寧にすることで、
かなりカバーできます。
失敗しにくい温め方ベスト3
ここからは、
家庭で再現しやすく、
失敗しにくい順に紹介します。
① 湯煎(いちばん安全でふっくら)
おすすめ度:★★★★★
- 真空パックのまま、沸騰させないお湯に入れる
- 5〜8分ほど、弱めの温度でじっくり温める
- 取り出して少し蒸らす
湯煎は、
水分が逃げにくく、
身が固くなりにくい方法です。
時間はかかりますが、
失敗したくない人にはいちばん安心です。
② レンジ+ひと手間(時短と仕上がりのバランス)
おすすめ度:★★★★☆
- うなぎを耐熱皿に移す
- ラップをふんわりかける
- 600Wで30秒ずつ様子を見る
加熱しすぎないことが最大のポイント。
途中で一度取り出して、
蒸らす時間を作ると仕上がりが安定します。
③ トースター仕上げ(香ばしさ重視)
おすすめ度:★★★☆☆
- 温めたあとに表面だけ軽く焼く
- 焦げないように目を離さない
香ばしさを足したい場合の仕上げ用です。
単独で使うより、
①②のあとに軽く使うのがおすすめです。
仕上がりを良くする最後のひと手間
・タレは温め直しのあとに足す
・山椒は最後に
・ご飯は少し硬め
この3点だけでも、
食後の満足感が変わります。
まとめ|うなぎは温め方で9割決まる
冷凍うなぎ蒲焼きは、
選び方も大切ですが、
最後は温め方で決まります。
- 急がない
- 蒸らす
- 加熱しすぎない
この基本を守るだけで、
「通販だから仕方ない」という失敗は避けられます。
自家用としても、
ギフトで受け取った場合でも、
この手順を知っているだけで、
うなぎの満足度は大きく変わります。





